友へ……
AGE of PUNKイベントの日。
帰宅後、PCを立ち上げようとしていたところ、携帯が鳴りました。
彼からの電話でした。
このところ、仕事が忙しいということで放っとかれっぱなし。
電話も、業務連絡的というか、在宅確認のような内容ばかりだったので、こちらは若干すね気味^^;
またそういう意味のない電話か~?
と、正直なところあまり出たくなかったのですが。
「今いい?」
と訊ねる声が変。
嘘のつけない人で、いいことも悪いことも声に出ちゃう人なんです。
だから、すぐに何か悪いことがあったんだとわかりました。
お宅で何かあったのかな?
そう思いながら、「いいけど、何?」
と聞くと。
「S君、亡くなったって」
私たち道内ライオンズファンのまとめ役である友人の名を、彼は告げました。
は?
何いってるの?
意味が判らないよ。
その後の説明は、ほとんど頭に入ってきませんでした。
嘘だとしか思えない。
私より十も年下のS君。
腎臓がちょっと……という話は聞いたことあったけれど、いつも元気で、行動的で。
その彼が、亡くなるなんて、ありえないよ。
彼の電話の後、別の友人からのメールがきたり、日記などで訃報がアップされてるのを見て、どうやら本当らしいと思いました。
でも、なんで?
どうして彼が亡くなるの?
あんなに若いのに、元気だったのに。
先月のCSの後、あんなに普通に「またね」「忘年会か新年会でね」って別れたばかりなのに……。
信じられない、信じたくない。
こんな現実ってない。
ずっとそう思って抵抗してきたけれど、道内組とのやりとりの中で、やっぱり現実なんだって思うようになり。
今朝の新聞のお悔やみ欄に彼の名前を探して、見つけて、改めて現実を知り。
ようやく、ようやく、彼が旅立った現実を受け入れる気持ちになりました。
穏やかな好青年だったS君。
優しくて、心配りのきく青年でした。
彼がいたからこそ、道内組はどんどん人数を増やすこともできたし、人数が増えてもアットホームな雰囲気を保つことができたと思っています。
古参メンバーにも、新規メンバーにも分け隔てなく接し、誰もが参加しやすい場所をキープしてくれました。
彼のように、残された私たちが道内組の雰囲気をキープし続けていきたい。
熱い応援をしながら。
それが彼への何よりの餞となるでしょう。
明日、最後のお別れを告げにいきます。
今はその笑顔を思い出すと辛くて、淋しくて、悲しくてたまらないけれど……。
S君。
あなたはいつまでも、道内組の柱です。
あなたの笑顔を忘れません。
どうぞ、安らかに……。